2006年11月23日

セッション1リプレイ/その4・初陣

第3回はこちら

GM「さて、そろそろギルドを結成しておきましょう」
アルトリア「このノリだと、本当にSOS団になっちゃいそうだけど(笑)」
GM「まずは、ギルドスキルから」
メイ「『蘇生』はほしいね〜(蘇生:好きなタイミングに起動できて、パーティ全員気力全快)」
GM「じゃあ、もうひとつは? もう『命の滴』(HPとMPを3D6回復)か『最後の力』(フェイト+1)の2択でいいと思うんだけど」
アルトリア「じゃあ『最後の力』で」
GM「で、これをいくつ持っていくんだっけ。わからなければマスター強権でどっちもってことで(GMのくせにルールきちんと覚えてない)」
キナガート「キャラクターレベル分だけと書いてる」
GM「なるほど。では、どちらかひとつを選んでください、ギルドマスター(とアルトリアに水を向ける)」
アルトリア「もう話の流れで私がギルドマスターになっちゃってるっぽいし(笑)。じゃあ『蘇生』にします」
GM「はい、それで決定」
ギスカール「ギルド名は『ラウンドテーブル』でいいか?(おそらくアルトリアからの連想であると思われ)」
GM「まあ、かっこいいと思うけど、あるいはひらがなで『らうんどて〜ぶる』とか?(笑)」
ギスカール「別にいいけどさ(笑)」

という感じで、なし崩し的にギルドマスターとギルド名が決定されたのであった。なお、ギルド名は普通にカタカナであることを付け加えておく(CV杉田智和)。

GM「さて、1日経過しました。みなさんがアスランにもらった地図通りに歩いていくと、しばらくして『ああ、あれか』と思えるようなところに着きました」
アルトリア「『ああ、あれ!』って感じ?」
GM「だから、先に説明したとおり、入り口があって、このへんに墓石らしいものがあるんですが、それが確かにぶっ壊されてるんですわ」
ギスカール「なんじゃそりゃ」
GM「で、入り口周辺に岩のかけらが飛び散っている」
ギスカール「誰かがそれで壊した?」
GM「いや、上から転がってきたあとがあるので、たぶん偶発的」

ちなみに、岩が転がってきたということは丘の中腹くらいのはずなんだが、そこまでちゃんと考えていなかったのは秘密だ。

アルトリア「そこまで情報出して大丈夫なの?」
キナガート「見ればわかる程度のことということでしょう」
GM「わざわざでかい岩を丘の上のほうまで運んできて、ここを壊すために転がしたやつがいるかってことさ」
アルトリア「……どうしましょうかねえ」
GM「距離はまだあるし、隠れるところもあるから今は平気だよ」
アルトリア「とりあえず、この先に行かなきゃいけないんだけど、まずは斥候を出すのが一番よね。というわけで、にょろ〜ん、行くのよ!(笑)」
メイ「にょろ〜んじゃないよぉ(笑)。で、距離はどれくらい?」
GM「入り口まで25mくらい」
メイ「何か気配とかは?」
GM「そこは感知で判定」
メイ「(コロコロ)12ですが」
GM「え〜と、別に激しい気配を感じるとかはないです。そのへんの地面には足跡が残っていて、生物が出入りしていることをうかがわせます」
メイ「とりあえず、真ん中へんまで行ってみよう」
GM「足跡はヒューリンサイズです。少なくとも複数の足跡が確認されます」
メイ「足跡がありま〜す!(とみんなに呼びかける)」
アルトリア「そんなところから声出しちゃ、隠れてる意味ないじゃないのよ!」
メイ「隠れてない、隠れてない(笑)」
GM「しかし、メイが声をかけたところで何かが出てくる気配もない」
アルトリア「どうやら真ん中くらいまでは安全にいけそうね。全員行ってみましょう。そして、合流してからさらに斥候を前に」
メイ「では入り口の前まで」
GM「すると、中からちょっとだけ光が見えた」
メイ「中の様子はわからない?」
GM「薄ぼんやりとは見える。空間があって、中に何かブツが置かれているっぽい……おっと、奥のほうで影が揺らいだような気がするよ?」
メイ「何かいる、何かいるっぽいよ〜(ちょっとあたふた)」
GM「でも、向こうはこっちに気づいてないらしい。ただ、そのへんうろうろしてるだけって感じ」
メイ「では、戻ってそれを報告します。『中に何かいます〜』」
GM「姿ははっきり見えませんでしたが、バカでかいものではありませんでした」
アルトリア「やっぱり何かいるのね〜。このなまぐさ坊主は撃つ気まんまんだし」
ギスカール「何でこんなところにいるんですか?(突如朝比奈みくるっぽくボケる)」
GM「仮にみくるだったら、戦闘中は『きゃあ〜』とか言ってるだけで、何もしないのが正しいロールプレイだから(笑)」
アルトリア「どう思う? 突っ込んだらいいと思う?(とキナガートにたずねる)」
キナガート「……」
GM「もしかして、計算中?」
メイ「計算中だ(笑)」
GM「目に011101……とか数字が流れているのな(笑)」
アルトリア「無口なキャラに聞いた私がバカだったわ」
キナガート「……とりあえず、行かないことには何も分からない」
メイ「おっ、発言した」
アルトリア「思いがけない発言が返ってくる。いいわ、これがポイントなのよ!(笑)」
GM「なんか、アントニオ猪木の『道』みたいだな。『行けばわかるさ』って(笑)」
アルトリア「じゃあ、行くってことでいいわね!」
メイ「『いやっはー!』……ってなんじゃい(笑)」
GM「で、灯りは誰が持つ?」
アルトリア「あんたしかいないじゃないのよ(とメイに灯りを渡すジェスチャー)」
メイ「(斥候係の)私に持たせてどうするの。奥まで突っ走っていくよ?」
GM「まともに考えたら、何もしない人に持たせておけって話だね」
キナガート「メイジスタッフは片手持ち……」
アルトリア「じゃあ、あんた(キナガート)が持ってて」
キナガート(コクン)
GM「それでは隊列を決めましょう」
アルトリア「先頭」
GM「そこは仕方ない(笑)」
アルトリア「刃物を持って切り刻めってキャラやからね」
メイ「2番手」
キナガート「真ん中」
GM「で、鉄砲持ちがしんがりか。妥当なところやね」
メイ「たぶん、2番手といいつつ突出すると思うねんけど(笑)」
アルトリア「突出したらあんた死ぬわよ」
メイ「大丈夫!(根拠のない自信にあふれている)」
ギスカール「前に出るのはあんた(アルトリア)だけだからな、フフフ……(わりと酷いことを言う)」
アルトリア「結局、私以外に前に出るやつがいないのかしら……」
GM「あと、各自行動値を申告してください」
メイ「11!」
キナガート「……7」
ギスカール「5」
アルトリア「8」
GM「はい、OK。まあ、最初の戦闘はダイス振る練習くらいに考えてるんで(笑)」
アルトリア「じゃあ、突っ込むわよ!」
メイ「突っ込むのかよ!(笑) 一応、罠とか調べとこう。調べる必要なんかないと思うけど」
アルトリア「そうね、できることはしておきましょう」
GM「では先に隠密の判定。気づかれる可能性もあるんで。感知で11」
メイ「感知6あるし、成功」
GM「たぶん気づかれてない。続けてトラップ感知」
メイ「(コロコロ)低っ! とか言いつつ17」
GM「普通に考えて、これだけ無造作にぶっ壊されてるんだから、罠なんかないでしょ」
アルトリア「罠はない、か」
メイ「たぶん、いや、自信もって、ない!(笑)」
キナガート「私の辞書に間違いという文字はない……」
メイ「でも、想定外って文字はあるんよ(笑)」
アルトリア「その場合は、『この役立たず!』ってしばくから(笑)」
メイ「ふえ〜ん」
GM「さて、入り口には何の危険もないことがわかった」
メイ「じゃあ、飛び込みましょう」
ギスカール「キーック!」
アルトリア「強行突入〜!」
GM「では、中に入ったことにします。中にはいろいろとものがあり、奥のほうにも何かあるのが見えます。そして、空間の真ん中くらいに、ABCDと4体ほどのエネミーがいました」
ギスカール「エネミー鑑定をしていいか?」
GM「その場合メジャーアクションを1回使ってください。なお、エネミーとの距離は20メートルほどです。はい、早い順に行動をどうぞ」
メイ「相手の行動がわからないので、どう動いていいものやら」
GM「エネミーは『何か来たぞ、あれは何だ!』といった感じのリアクションをとっています。次の行動は、それに対応するものと思われます。不意打ちはありません」
メイ「ワイトか何かかな……」
アルトリア「墓に入り込んでいるなんて、まともな人間じゃないとは思うけど」
メイ「で、距離は20か。弓は届くけど……」
GM「エンゲージ的には、ABがセットで、CDがもうひとセット。では、早い人からどうぞ」
メイ「まずは今いる場所とCDの中間くらいに移動して隠れます」
GM「はい、隠れました。次、アルトリアさん」
アルトリア「メイがCDのほうに行くなら、私はABのほうに移動」
GM「移動力は13か。なら、エンゲージの手前でストップ。次はキナガート」
キナガート「どちらのエンゲージにも魔法が届くくらいの距離に移動」
GM「了承。そしてギスカール」
ギスカール「エネミー鑑定って、移動しながらできる?」
GM「移動をマイナーアクションで行えば可能」
ギスカール「では、ABとCDから10メートル離れたあたりまで移動。そしてエネミー鑑定……13」
GM「余裕で成功してる。え〜と、フォモールだ、フォモール」
メイ「やっぱりフォモールか」
ギスカール「フォモールって何?」
GM「人間が邪悪化した存在ということで。刀を持ってたりする。ちなみに、レベル2のモブやから、これ覚えておくように(笑)」
メイ「モブが4組ってことね」
GM「……あー、フォモールのほうがギスカールより行動順先だよ。別にいいけど。どうせ身構えるところまでしかできないから」
メイ「やる気ありそうなんやね」
GM「まあ、ぼちぼち『ああ、こいつら敵なんやー』とみなしたあたりです。では、次のターンいってみよー」
アルトリア「え〜と、依頼は墓にいるやつを倒せってことやんね?」
GM「そう。たぶん、アスランはこいつらに襲われたんだろう」
メイ「ではCに『サプライザル』を撃ちます」
GM「いきなりですか!」
メイ「だって、MP余りまくりやもん。……余りまくりって言うなー(笑)」
GM「まあ、どうぞ」
メイ「行きます……16」
GM「16? クリティカルしかねーよ(笑)。……出ません」
メイ「当たった! ダメージは……16」
GM「くはっ。まだ生きてるけどね。では次の人」
アルトリア「私はまだ距離があるのか」
GM「もうこのターンでエンゲージに入れるよ」
アルトリア「マイナーで移動して、メジャーで攻撃、と」
GM「何度もいうけど、そいつモブやから」
アルトリア「だから、普通に近づいて攻撃しか」
GM「……モブやからね」
メイ「サムライやから、『トルネードブラスト』一発で倒せるんよ?」
GM「それが言いたかったんよ!(笑)これ以降に2レベル以下のモブが出てくる可能性を考慮するなら温存してもいいけど、『トルネードブラスト』は範囲で飛ばせるから」
アルトリア「この状況で、使っていいのか?」
GM「ぶっちゃけ、アルトリアに見せ場作るためにこのシーン作ったから!(笑)」
ギスカール「じゃあ、がんばれ(笑)」
メイ「突っ込め突っ込め突っ込め突っ込め、ヘイ!(笑)」
アルトリア「じゃあ、マイナーで移動して、メジャーで『トルネードブラスト』を使えばいいのか」
GM「うん。判定は自動成功なので、自前で勝手に演出しちゃってください。技に名前とかつけてもいいから」
メイ「『エクスカリバー』とか言うなよ」
アルトリア「ダメっすか!(笑)」
メイ「壁が壊れるから(笑)」
アルトリア「いや、やはりアルトリアなら『エクスカリバー!』でずんばらりと」
GM「はい、では『エクスカリバー!』……と。ホンマ、いろんなもの混じってるな、このゲーム(笑)」
アルトリア「FateとハルヒとガンダムSEEDが混ざってるよ、すげえ(笑)」
GM「じゃあ、フォモールABは原子の塵にかえりました。いや、これ使わんとサムライって見せ場ないからなあ……」
メイ「私は隣で、『うわっすげえ』とか思ってる」
GM「それではキナガート。エネミーは残り2体」
メイ「Cは死にかけだと思う」
キナガート「では、無傷のDのほうに『エアリアルスラッシュ』」
GM「次、ギスカールがどちらを攻撃しても落ちるようにって計算か。Cを狙うとオーバーキルになりかねんしな」
メイ「なるほど」
GM「では、命中判定来いやー。たぶん当たるけど」
キナガート(コロコロ)「24」
GM「でかいな! 言っとくけど、こっちの敏捷は3やぞ? ……はい、6! ピン・2!(笑)」
キナガート「ダメージいきます。……こっち低い。8」
GM「あんまり効いてないな」
ギスカール「残ってるの何?」
GM「CとD。Cが深手を負ってるっぽい」
ギスカール「では、そっちからだな」
メイ「カモーン!」
GM「さて、どうしたもんかな……。根性ないから、弱そうなやつからやっちまおうぜって感じでメイに攻撃」
メイ「さあ、来いやー! 微妙に回避できんかもしれんけど(笑)」
ギスカール「その場合はプロテクションだ」
メイ「頼むでー」
GM「まずひとりめ、11」
メイ「くあー、クリティカル! 華麗によけたよ!」
GM「華麗ってどういう感じやろね。……にょろ〜んと?(笑)」
アルトリア「にょろ〜んと! それでこそ、私が見込んだやつ!(笑)」
GM「さあ、2発目いってみよう。もういっちょ11」
メイ(コロコロ)「やばっ、ギリギリ!」
GM「ちょっと余裕かましすぎて、今度は危なかった(笑)。2回くるとは思ってなかったよ〜みたいな」
メイ「何で全部こっちにくるんだよ〜」
キナガート「では、次のターン」
GM「はい、そうですね」
ギスカール「ちょっと待て!」
GM「ああ、ごめんごめん忘れてた(笑)」
アルトリア「このなまぐさ坊主がまだ残ってたよ」
ギスカール「射撃だー」
GM「はいどうぞ」
ギスカール「片方しか狙えんよね」
GM「もちろん」
メイ「Cのほうが弱ってるよ?」
ギスカール「では、そちらを狙う。(コロコロ)12」
GM「じゃあ、気合でよけるか……無理」
ギスカール「ダメージは10」
GM「え〜とそれは……カウント9で立ち上がった」
メイ「まだ生きてるよ〜」
キナガート「では、今度こそ次のターン」
GM「今度こそね(笑)。まずはメイから」
メイ「えっと、逃げていい? 逃げないと攻撃手段がないのよ」
GM「では、メジャーアクションで離脱してください」
アルトリア「じゃあ、私の出番ね。移動して斬りかかるのが一番か。命中判定は……11」
GM「……当たってる。ダメージは?」
アルトリア「18」
GM「18って! それ、もう真っ二つやん! 14オーバーキルやで(笑)」
アルトリア「ハハハハハ」
ギスカール「キ××イに刃物だ」
アルトリア「なまぐさ坊主に言われたくないわよ!」
GM「はい、キナガート」
キナガート「んー……、順番を遅らせます」
GM「遅らせる? まあ、わかりました。じゃあ、フォモールの番なんですが……逃げていいですか?」
一同「(笑)」
GM「もう戦意喪失してます! こちらは離脱したいんですが、アルトリアさんが逃がしてくれるかが問題なんですよー」
アルトリア「ほうほう」
GM「どうします? この際全滅させます?」
キナガート「……ハルヒが逃がすかどうか」
アルトリア「ハルヒなら絶対逃がさないよ(笑)」
ギスカール「じゃあ、決まりましたね」
アルトリア「完膚なきまでに叩きのめすというのがセオリーでしょう」
GM「容赦ないですね(笑)。では、行動値で勝負しましょう」

コロコロ……

アルトリア「逃がすかー!」(アルトリアの勝ち)
GM「逃げようとするフォモールの前にハルヒアルトリアが立ちはだかった。何か、パソコン研究部みたいになってる(笑)」
ギスカール「……射撃していいかな?」
GM「うん、いいよー(笑)」
ギスカール「じゃあ、16」
GM「はいはい、当たる当たる」
ギスカール「ダメージは……(コロコロ)」
GM「……って7かよ! 低いな!(笑)なんか本当に逃げたそうにしてるんですが、次はキナガートです」
キナガート「……スルー」
GM「ああ、自分が手を下す必要がないと判断したか。では頭に戻ります」
アルトリア「にょろ〜ん、やっておしまいなさい!」
メイ「それは団長命令?」
アルトリア「そう」
メイ「じゃあ、『ディスアピア』から『サプライザル』。……低いなあ」
GM「それでもぜんぜん避けられないんですが」
アルトリア「よく当たるなあ。サンドバッグみたい」
GM「回避3しかないもん(笑)」
メイ「ダメージは……普通か」
GM「それでぴったり死にました。矢がきれいに喉元を貫通。エネミーは全滅しました。たらららーらーらーらったらー(笑)」
アルトリア「完全勝利よ!(笑)」
GM「というわけで、4つのしかばねができて、敵の気配はなくなりました……」

次回へ続く
posted by 日和佐潤 at 02:57| Comment(0) | TrackBack(1) | リプレイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月12日

セッション1リプレイ/その3・パーティ結成

第2回はこちら

アルトリア「……しかし、合流ってどうすればいいのかしら?」
GM「ヒント。買い物は神殿でやってください(笑)」
アルトリア「じゃあ、せっかく報酬ももらったし、買い物にでも行こうかしらね」
ギスカール「GM、この村に呑み屋とかはないのか?(笑)」
GM「呑み屋?『村人が集まる食事処がありますから、そこへ行けばいかがですかな?』とボニファティウスが言う」
ギスカール「では、行って酒を呑もう」
GM「で、そっちの2人は買い物ね」
アルトリア「『ポチ、行くよ!』と行って首根っこひっつかむ(笑)」
メイ「『え〜』とか言いながらついていく」
キナガート「犬扱いですか?」
アルトリア「だって、犬だよ?」
メイ「犬だも〜ん(笑)」
アルトリア「だから、もう面倒くさいからポチでいいやって」
メイ「ポチじゃねーよ、ばか野郎(笑)」
アルトリア「名前あったかもしれないけど、忘れちゃったから」
GM「そこでキョンですよ(笑)。むしろ『にょろ〜ん』?」
メイ「にょろ〜んは、また別の機会でお願いします(笑)」
アルトリア「結局、あんたの名前ってなんだっけ?」
メイ「メイだよ、メイ」
アルトリア「じゃあ、メイ行くよ!」
メイ「え〜」(同じやりとりを演じなおしたらしい)
アルトリア「つべこべ言わずに来るの!」
GM「……目的地は神殿でいいよね?」
アルトリア「何をするにしても、先に神殿で買い物でしょ」
GM「そのときに、ギスカールとたまたますれ違ったことにしよう。ギスカールってどんな雰囲気の人?」
ギスカール「……ゴルゴ13といっておこう」
GM「さすがに銃は隠してるけど、剣呑な雰囲気を漂わせたいかついおっさんだ」
アルトリア「何、あのなまぐさ坊主……」
GM「一瞬でそう悟ったか(笑)。まあイノケンティウスは、ギスカールのことをすっごくいい人だと思ってるんだけどな!(笑)」
ギスカール「私の背後に回るな〜」
メイ「なら、背後に回ってやろう(笑)」
GM「と、神殿に入るまでにそういうことがありました。で、買い物のときに応対してくれるのはボニファティウスだ。『おやおや、いかにも冒険者といういでたちの方々ですなあ。どういうご用件で?』」
アルトリア「そうねえ、買い物がしたいんだけど……。どのへんを買っておこうかしら?」

こうして、アルトリアたちはポーションをいくつ持っているかを確認しはじめた。ちなみに、メイのプレイヤーはプレイ後に「HPポーションはいらない」という結論に達していた(笑)。

GM「さて、神殿にいるはずの人はどうする?」
キナガート「……」(プレイヤー自身が何か本を読んでいる)
GM「こいつ、もうロールプレイに入っちゃってるよ!(笑)」
メイ「こっちは買い物終了しました。これで重量いっぱいです」
GM「はい。ところで、ボニファティウスは君たちに聞きたいことがあるようだ。『先ほどアスランさまが運ばれていかれましたが、何があったのですかな?』」
メイ「あのね、向こうのほうで倒れてたのを引っ張ってきたの」
GM「すごい説明だ(笑)」
アルトリア「こら〜、説明のしかたヘタ! あのですね、領主の人が倒れているのを私たちが発見して、このままだと危険だと判断してつれて帰ってきたのです」
GM「そうでしたか。いやいや〜、あの方に倒れられると跡継ぎの問題が……」
アルトリア「跡継ぎ?」
GM「実は、この間領主が死んだばっかりで、アスランが若くして領主をやっているのはそのせい。世襲そのものには村人も文句はないし、逆にアスランの一族をあてにしてるから、世継ぎなしに倒れられると困るんだよね。婚約者は両親の生前から決められていたけど、アスランは結婚に乗り気じゃない」
メイ「ネコ耳じゃないからダメなんか(笑)」
GM「まったくその通りで。『そういうワガママをおっしゃるんですよ、アスラン様は!』とボニファティウスは嘆いている」
メイ「改造すればいいんじゃねえ? ネコ耳に(笑)」
ギスカール「ネコ耳カチューシャを用意するんだ」
アルトリア「完璧じゃないか!」
メイ「いやいや、ひどい会話だ(笑)」
GM「……ところで、そんなにお買い物をされてどちらへ?」
アルトリア「ちょっと、領主さんから頼まれごとをして」
メイ「うん、掃除をね、ちょっと」
GM「なるほど〜、アスラン様のお頼みとあらばよろしくお願いします。あの方も、あの趣味さえのぞけば立派な方なのです……」
アルトリア「まあ、お世辞にもいい趣味とは言えないわよね〜」
GM「でも、何か心通じ合わせてたみたいやけど(笑)」
アルトリア「あれは、私個人の趣味だからいいの。じゃあ、買い物終わったなら行くわよ、にょろ〜ん!」
メイ「にょろ〜んじゃないよぉ」
GM「にょろ〜んになってるし(笑)。問題は、ふたりで行くかということなんだが」
アルトリア「どうする、何かいい案ある?」
メイ「とりあえずこのまま行ってもいいけど、ふたりで大丈夫?」
アルトリア「……神殿で聞いてみましょうか」
GM「『う〜ん、こういう村ですからなかなか冒険者はいませんが……。ああ、とりあえず呼んでみましょうか。おい、キナガート』」
キナガート「……」(顔をのぞかせるジェスチャー)
GM「こちらへいらっしゃい」
キナガート「……」(歩いてくるジェスチャー)
メイ「なんかこっち来たよ(笑)」
GM「じゃあ、本を持って現れる(笑)。ちなみに読んでる本は?」
キナガート「読んでる本は……そうだね、表に『紀行録』とだけ書かれている」
GM「そんな本を読んでいる、無口そうなエルダナーンが現れたよ」
アルトリア「エルダナーンか……」
GM「帽子もかぶってるし、ローブも着ているからたぶんメイジだろう」
キナガート「さすがに部屋の中だから帽子はとってるけど」
アルトリア「う〜ん、魔法使いはいないからねえ」
メイ「パラメータがアレなんで、『魔法って何?』って聞く(笑)」
アルトリア「おいしいものなのよ(笑)」
GM「それにしても、無口キャラってロールプレイ難しいな」
アルトリア「話を持ちかけるのが難しいんよ。え〜と『この人が手伝ってくれるの?』」
GM「じゃあ、キナガートに『どうかね、経験を積む意味で、この人たちに力を貸したりはしないかね?』と言ってみる」
キナガート「……」

コクン

一同「うなずいた、うなずいたよ!(笑)」
GM「『まあ、君の記憶もなにやらあいまいになっているようだけど、これが記憶を取り戻すきっかけになるかもしれないから』」
キナガート(コクン)
GM「というわけで『彼女をどうかよろしくお願いします』とボニファティウスは頼んだ。彼女のことをずいぶんかわいがっているようだ」
アルトリア「そんなことより、無口キャラってポイント高いし!(笑)」
GM「ボニファティウスは、キナガートが自分のことを何も言わないのは記憶を失っているからだと思っているわけだ」
キナガート「実際には、自分の素性を何も話してないだけだけど(笑)」
GM「それを、いいように誤解してるってことよ。さて、残りはギスカールだけど、どうやってパーティに加えようか。今はどんちゃんやってるの?」
ギスカール「いや、酒を買い込んで戻ってくるところだろう」
GM「そういえば、先ほど出かけていかれた方がアコライトですが……と言ったところで、酒を呑みながら帰ってくる男がひとり(笑)」
アルトリア「あ、さっきのなまぐさ坊主」
ギスカール「テキサスの風が俺を呼んでるぜ……」
GM「テキサスってどこー!(笑) まあ、いかにもあやしげながら雰囲気のあるアコが帰ってきました」
ギスカール「ぐびぐび」
アルトリア「さっきすれ違ってるよね?」
GM「そう。その人が『テキサスの風が俺を呼んでるぜ……』とかいう電波発言をしながら」
ギスカール「いや、言ってねーから!(笑)」
GM「あれ、単なるプレイヤー発言だったの? ちょっと電波でかっこいいと思ってたのに(笑)」
ギスカール「ちょうど『逆転裁判』をやったところだったので、そのネタを少し」
GM「なるほどね」
メイ「とりあえず、紹介してもらったらいいんじゃない?」
GM「はいはい。『えっと、旅のお方で、お名前は……』」
ギスカール「ギスカールと呼んでくれたまえ」
GM「『だそうです。なかなか親切な方です』と言う。まあ、この人にかかると誰でも親切な人だ(笑)」
ギスカール「私の周りには、私を誤解する人間ばかり集まっていたというご都合主義的な人生を送ってきたのだな」
GM「だって、山賊してたとか知らんやん(笑)」
メイ「う〜ん、回復担当はほしいよね」
アルトリア「回復はほしいけど……このなまぐさ坊主、本当にアコライトなの?(笑)」
GM「『私が、ここから2日ほどかかる街のアコライトに本を持ってきてくれと頼んだら、この方はイヤな顔ひとつせずに持ってきてくださいましたよ?』」
アルトリア「絶対何かが間違ってる(笑)。本当に大丈夫なのかしら、この神殿……」
GM「『イノケンティウス君の親友だから大丈夫ですよ』とボニファティウスは付け加えた。まあ、みんなはイノケンティウスを知らんわけだけど」
アルトリア「ものすっごく不安なんだけど……」
GM「……で、そっち(キナガート)は興味なし?」
アルトリア「とりあえず、この子は私たちの一員として(笑)」
メイ「結局ハルヒかよ(笑)」
アルトリア「いいよもう! 私のポジションそうなっちゃったから!」
メイ「じゃあ、『いいからあんたも来なさいよ!』と勝手なことを(笑)」
アルトリア「……よく考えると、アコライトでなまぐさ坊主なんて、これポイント高くない?(笑)」
GM「それって『ポイント高くない?』なんや(笑)」
アルトリア「こいつ、どうせ手ぇ空いてるんでしょう? いいわ、引っ張っていくから!」
GM「どうですかな、ギスカールさん(ニコニコ)」
ギスカール「ま、頼まれては仕方ない」
GM「いやあ、やっぱり私の見立ては間違っていなかった(笑)」
メイ「本当か?(笑)」
キナガート「というわけでパーティは結成されました……」

次回へつづく
posted by 日和佐潤 at 02:47| Comment(2) | TrackBack(1) | リプレイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月02日

セッション1リプレイ/その2・趣味のうるさい領主さま

第1回はこちら

GM「……で、メイさん。あなたはそうだとは知りませんが、その村の近くを歩いています。ちょうど丘にさしかかってところでピクニック気分」
メイ「もう、天気がいいからルンルン気分でぼへ〜と」
GM「歩いているのは、わりと見通しのいいところなんだけど、そうですねえ、ここで感知のロールをお願いします」
メイ「いきなり?」
GM「難度は11。まあ、出るでしょ(メイの感知は6あるので成功率は5/6)」
メイ「……うわっ、ギリギリ!(笑)」
GM「え〜と、丘のちょっと高いところからガサガサって音が聞こえました。もう一度同じロールを」
メイ「……やべっ、失敗したっ」
GM「おやおや。なんか自分を襲おうとしている気配を感じましたよ?」
メイ「殺気!?」
GM「うん。斜め上の茂みのところから感じるが、何がいるかはわからない」
メイ「……とりあえず様子をみる」
GM「そこから、低いうめき声が聞こえてくるんですよ。うあ〜うあ〜って」
メイ「え〜っ、それって怖い?」
GM「危険感知失敗してますからねえ。とにかく、何かうなってる」
メイ「じゃあ、声をかけてみる。『どうしました〜?』」
GM「……け……」
メイ「け?」
GM「……す……て」
メイ「あれ、もしかして『助けて』って言ってるの? うめき声って木の上からだっけ?」
GM「どっちかというと茂みの中」
メイ「それでは近づいてみましょう」
GM「人の気配を感じましたよ」
メイ「……もうちょっと近づいてみる」
GM「そこにはけがをしている人がいました。装備とかは何もつけていません。とりわけ脚のけががひどくて動けないようです」
メイ「とりあえず話しかけてみよう」
GM「その人はうめきながらどこかを指差しています」
メイ「その方向をみると?」
GM「風車がくるくる回っています。牧場も見えて、牛らしきかげもあります」
メイ「もしかして、あそこに行きたい?」
GM「と、ここで人に出会えた安心感からか緊張の糸が切れたかのように気を失いました。ちなみに若い男で、身なりはけっこうよさげです」
メイ「……とりあえず考えさせてもらいましょう。う〜ん、う〜ん」
GM「では、ぼちぼち姉さん(アルトリア)登場して下さい。傷ついた人を前にして、狼少女がうんうんうなっているところです(笑)」
アルトリア「何やってるのよ、あやし〜わね〜(笑)」
ギスカール「食べてもいい?」
GM「まあ、食べようとしているようにも見えなくもない(笑)」
メイ「『これ、おいしい?』みたいな(笑)」
GM「見たところ、狼少女は冒険者風で、倒れているのはどこかのボンボンって感じかな〜」
アルトリア「ボンボンか〜」
GM「そのボンボンはけがをしているようです。どうやってけがをしたのかはわかりませんが」

アルトリア「(ピキーン!)……助けたら、お金がもらえるぞっ!」

一同爆笑

ギスカール「こわっ!」
GM「そういう発想でいくんだ!」
アルトリア「これはいい金づるになるかもしれない! 最近路銀も尽きてきたしね〜(笑)」
GM「うっわ〜、めっちゃ現実的なキャラクター」
メイ「すごいモノローグ……」
アルトリア「ここで一発恩を売っちゃって、ひともうけしちゃおっかなっ! ……ということで、こっち(メイ)に声をかけたほうがいいのかな。『ちょっとちょっと。あんた何やってるの?』」
メイ「え、え、えっ? と、とりあえず様子をみてる? いや違う?」
アルトリア「まさか、食べようとしてるんじゃないでしょうね〜。やめてよ〜、私の金づるなんだから〜(笑)」
メイ「とりあえず、通りかかったらうめき声が聞こえて、倒れてただけなんですけど〜」
GM「それを信じるかどうかだけどね」
アルトリア「狼少女の見かけは?」
メイ「ちょっとぼけ〜としてる感じ。ちびっこくて」
GM「見た感じ、難しそうなこと考えているようには思えない(笑)」
メイ「実際考えてないし(笑)」
アルトリア「う〜ん、私をだまそうとしてるにしては、ちょっと抜けてそうに見えるしね〜」
メイ「ぎくっ。何かイヤなこと考えているような気がする。気がするだけだけど」
アルトリア「じゃあ、たまたまと言ってるのを信用してみることにしよう。ここに倒れているのを見たの?」
メイ「うん。で、向こうを指差したんで、そっちに連れて行こうとしたんだけど〜、ちょっとしんどいなって」
アルトリア「持ち運べないってこと?」
GM「確かに、メイの体型ではひとりでは厳しいかと思う」
アルトリア「仕方ないわね、私が運ぶとしようかしら」
GM「さすが、かっこいい!」
アルトリア「よっこいしょっと」
GM「……って、肩にかつぐの?(笑)」
アルトリア「それはないって(笑)。とりあえず、肩かそうかしらね」
メイ「本当は足ひきずって運ぶつもりだったけどね」
GM「『……あ、あなたは?』」
アルトリア「は〜い、けがしてるんだから静かにしましょうね」
キナガート「ここはむしろ丸太に両手両足しばりくりつけて……(笑)」
アルトリア「エイホ、エイホって?(笑)」
メイ「身長差があってつらそうだよ」
GM「『ああっ、背中が、背中がこすれてっ!』(笑)」
アルトリア「じゃあ、言ってる方に連れて行きましょう」
GM「それでは助けてくれたということにします。で、そこにたどりつくと、村人が気づいたらしくて、『アストラルさま〜』とか言って近づいてきたよ」
メイ「なに、なに?」
GM「そこらへんにいた人が2、3人ほどが気になって集まってきた、と」
ギスカール「アスラン様?」
キナガート「……思っていても言わなかったことを(笑)」
GM「では、そいつの名前は以降『アスラン』ということで(笑)。他にも村人が集まってくるあたり、村の中ではえらい人らしい。さっきも言った通り、若いんやけどね」
アルトリア「ボンボンっぽいし、もしかしてえらい人?」
GM「『何を言ってるんですか、領主さまですよ! もしかして何かからアスラン様を助けてくださったんですか?』」
アルトリア「そうよ! 私たちが助けてあげたのよ!」
メイ「通りかかっただけやけどね(笑)」
GM「『お〜』というどよめきが起こった。そこへちょっと遅れて、なんかどんくさそうな女の子がかけよってくる。何かお嬢っぽい雰囲気の子。その子が『アスラン様〜』って言って近づいてきて……」
メイ「ボテッと(笑)」
GM「まあ、当然この流れならそうなるんだけど。さて、名前は何にしようか。デフォルト名はフィオリーナだけど」
メイ「う〜ん、種はよく知らないからなあ」
ギスカール「あんた(キナガート)は?」
キナガート「……無口だから発言しない(笑)」
GM「じゃあ、彼女はデフォでいきましょう。そのお嬢が『どうなさったのですか?』とアスランに声をかけるけど、アスランには返事する余裕がないらしい」
アルトリア「余裕がないのか……」
GM「『とりあえずは、お屋敷にお連れしましょう』と彼女は言ってる」
アルトリア「そうねえ。まずは寝かしつけないと、けがも治らないわ」
GM「はい。お屋敷というのはこの村のちょっと高いところにあります」
アルトリア「うんうん、バカは高いところがゲフッゲフッ(笑)」
GM「毒舌キャラや!(笑)」
アルトリア「じゃあ、それでいいわね?」
メイ「……えっ、誰に言ってるの?」
アルトリア「あんたに決まってるじゃん! 後ろにいるのあんたでしょ!(笑)」
メイ「そのへんはまかせますよ」
GM「では、その過程で当然神殿の前を通り過ぎていくんだけど、ボニファティウスは『何ですかな、外が騒がしいですぞ』といってちょっと様子を見に行く。そして『領主様がけがをされたとか』という話にもなる」
ギスカール「そりゃたいへんだな」
キナガート「本を読んでいる」
GM「と、わりと余裕な人と無関心な人がいる(笑)。そしてお屋敷につくんだけど、大きさはせいぜい日本人の金持ちがどうこうできるくらいのレベルで、無駄にでかくはない。そこの入り口までいくと、メイド様が現れてですね『どうなさったのですか?』とたずねてくる。ちなみにメイドはヴァーナでネコ耳だ」
メイ「ネコ耳来たよ(笑)」
GM「メイドさんは『あなたがたは?』とたずねてきたよ」
アルトリア「いや、この人が倒れてたんで、危ないなと思って、こちらのほうに連れてきてほしかったみたいなんで連れてきたんです」
GM「フィオリーナもそれを肯定したので、メイドさんは『つまりあなた方は恩人ということなのですね。とりあえず中にお入りください』と言っている。お礼をしなければいけないということだ」
アルトリア「『そんな〜別にお礼なんていいわよ〜』と言いながらひょこひょこついていく(笑)」
メイ「ずかずかじゃないの?(笑)」
GM「身体と心は別なんだ(笑)。で、客間に通されてしばらく待っていると、やっぱりネコ耳のメイド長らしき人が現れて『アスラン様がお呼びです』と言って案内してくれるわけです」
アルトリア「洗脳だ、洗脳(笑)」
メイ「『お部屋をお連れします』ね(笑)」
GM「それでは『アスラン様、お部屋をお連れしました』(笑)。中に入るとアスランがベッドに寝ている。治療はしてもらったようだ。フィオリーナは横についている。アスランは『君たちが私を助けてくれたようだね』とたずねる」
アルトリア「まあ、いちおう助けたことになるのかな」
GM「アスランも、姿は見てるからそのへんはわかっているんだけど。『いや〜、あんなことになるとは思っていなかったよ』と繰言がはじまるんだが、聞いてくれる?」
アルトリア「そういうことを言われると気になるやん。『あんなこと〜? 何やったのよ、いったい』」
GM「今日は、墓参りに行ってたんだ」
アルトリア「墓参りであんなふうに倒れる?」
GM「うむ、うちの墓の入り口が壊されていて、その中に妖魔が住みついていたんだ。まさかそんなことになっているとは思わないから当然丸腰だし、妖魔からは命からがら逃げ出してあそこに倒れていたというわけだ」
キナガート「まあ、せいぜい短剣持ってる程度までか」
GM「素人やしね。ああ、この領主は巨人退治した一族の末裔だから、プレイヤー的にはそこ押さえといて」
アルトリア「妖魔か……」
メイ「お墓参りねえ……」
GM「『こんなことではご先祖さまに面目が立たない』といって、部屋に飾っている絵をちらっと見る」
アルトリア「うん」
GM「そこには、さっき言ったように巨人が描いてあって、それを倒そうとしている4人組のパーティがいる。一番でっかく描かれているのがヒューリンのウォーリア。白く輝く鎧を身につけていて、いかにもこいつがリーダーなんだろうとわかる構図にもなっている。で、このへん(ちょっと奥)におるのが、角が生えてるからドゥアンで、メイスを持っている。服装からみてもアコライトね。次、このへん(手前側)にいるのが……(かきかき)」
ギスカール「ネコ耳だ……」
GM「そいつの服装なんだが、絵の中でも微妙に浮いてるんやけど、どのへんが浮いてるかというと、ドレスというか変にかわいい格好してる。そんで杖を持ってるね」
キナガート「……ゴスロリ?」
GM「……ぶっちゃけていうと『ご奉仕するにゃん』(笑)」
ギスカール「いたたた……」
GM「そして、一番後ろに控えているのが、エルダナーン。スタッフからは火の玉が飛んでる。アスランは『これがご先祖様が戦ったときの絵だ』と説明する」
ギスカール「ご先祖さまって、このネコ? ……違うっつーの(笑)」
GM「……いちおう感知でロールしてもらおう。難度は13」
メイ「またギリギリなんですが」
GM「うーん、プレイヤー発言が当たっているような気がする(笑)。このヴァーナはヒューリンの血がまじってるっぽい。ハーフなんじゃないかな」
メイ「ほう」
ギスカール「お前ならやりかねんなと思ったんで」
GM「言っとくけど、アスランのご先祖さまは男やから」
ギスカール「……えっ!?(笑)」
GM「これは確定事項よ」
キナガート「ということは、いまはやりの女装した……いやいや(笑)」
GM「それいいな」
アルトリア「いいのか?(笑)」
メイ「ていうか、わかってるのはこのネコ耳がハーフってことだけやん」
GM[……と、ご先祖さまの話をひとしきりしたあと、『墓を荒らされるのは困るのだ。というのは、そこにご先祖様が使用した鎧が安置されているんだ』と言う」
メイ「鎧か……」
GM「もちろん見たことはないんだが、一応絵から判断できるかどうかアイテム鑑定してもらおっか」
メイ「まず無理やとは思うけどね……はい失敗」
アルトリア「ピンゾロだ!(笑)」
GM「いや〜、これは素敵な服ですね(ネコ耳の衣装をさして)」
アルトリア「お〜い、そっちかよ(笑)」
GM「するとアスランは『素晴らしいだろう、そうだろ、そう思うだろう?』と熱弁を振るう(笑)」
メイ「どこで盛り上がってるねん、お前ら(笑)」
GM「何かアスランが汚れてくような気がするけど(笑)、確かに言われてみればこの屋敷にはネコ耳のメイドしかいなかった」
メイ「なるほどね〜」
GM「さらにアスランは『……この絵を見て、メイドはネコ耳にかぎるって思ったんだ』と自分の好みを語りはじめた(笑)。ああ、ボニファティウスがギスカールに話した『領主様には少し困ったところがある』と言ったのはそこやからね」
ギスカール「ネコ耳しか採用しないのかよ」
GM「で、その話を聞かされたフィオリーナはしょんぼりしてる」
アルトリア「しょんぼりしてる?」
ギスカール「かわいそうにな(笑)」
GM「まあ、どういう話かといえば、妖魔退治をしてほしいということ。もちろん報酬は出すし、中に何かあったら、鎧を抜いて全部持って行っちゃっていいよって約束してくれる。『ご先祖さまの誇りだから』だってさ」
ギスカール「家宝というわけだな」
GM「なお、伝承によると、ご先祖様はヴァーナと結婚したことになってる。実際にその伝承を聞いたことがある人がいるかもしれないんで、ここにいない人もロールはしといて。神殿で聞かされたってことで。知力で振ってもらって、10以上」
ギスカール「ピンゾロ〜」
メイ・アルトリア「無理〜」
キナガート「12」
GM「キナガートは巨人退治の伝承を聞いたことがある。ただ、それによるとパーティは4人説と5人説とがある。共通しているのは、女はひとりしかいなかったということ」
ギスカール「実はこの巨人が味方でだね……(笑)」
GM「だから、ウォーリアとメイジが巨人を攻撃してるっちゅうの(笑)。とにかく、先に報酬を渡しておこう。『助けてもらったうえにこのようなことを頼むのはずうずうしいと思うのだが、私の力不足で申し訳ない』だって」
アルトリア「まあ、仕方ないわよ」
キナガート「しかし心の中では『出すものさえ出してくれればいいのよ』と思っているのだった(笑)」
GM「というわけで、アルトリアさんに400ほど渡しておこう。この村の中ではポーション系は買えることにするよ。神殿あるし」
メイ「で、墓ってどんな感じ?」
GM「さっきの丘を上がっていくわかりにくい道があるんだわ。墓はけっこう大きくて、表に碑が立っているんだが、墓の入り口は壊されていて、その中に何かはわからないけど住んでいる生物がいた」
メイ「どんな生物か覚えていますか?」
GM「妖魔ってアスランは言ってたな。刀もってて、生気がなくていかにも邪悪化したようなやつ。とりあえず見たのは2体」
メイ「入ってすぐくらいのところ?」
GM「わりと手前で襲われた。普段は中になんか入らないから構造知らなかったんだけど、彫像とかもあって飾りつけはしてたみたい。というわけで、ぼちぼちパーティ合流を望むのですが」
キナガート「そうGMの思うようにいくかな、フフフ……」

次回につづく
posted by 日和佐潤 at 01:47| Comment(0) | TrackBack(1) | リプレイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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